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IT導入補助金でクリニックのホームページ制作

IT導入補助金とは

2017年に実施され、2018年も実施されることとなった「IT導入補助金」。
メディカもホームページと、予約システムの導入支援事業者になっています。

IT導入補助金とは、日本国内の中小企業や個人事業主の生産性向上を目的とした制度です。
補助の対象となるのはITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入するときの経費です。

IT導入補助金は、クリニック/歯科医院や医療法人も対象

この補助金がすごいのは、「クリニック」「医療法人」「病院」も補助金の対象になることです。
今までいろいろな補助金がありましたが、クリニックや医療法人はなかなか補助金対象にならないので…。

医療法人や社会福祉法人の場合は、規模の制限があります。
【資本金】5,000万円以下
【従業員(常勤)】100人以下

補助対象になるのは、ホームページ制作や予約システムの導入

IT導入補助金の対象となるITツールはさまざまです。
予約システム、電子カルテシステム、在宅診療支援システム、勤怠管理システムや、
意外に思われるかもしれませんが、「ホームページ制作」も対象です。

IT導入補助金の補助金額

2017年は上限150万円でしたが、2018年は上限と補助割合が下がっています。
ただ、予算は前年の5倍となっており、採択される数がかなり増える(=通りやすくなる)ことが予想されます。

【上限額】50万円
【下限額】15万円
【補助率】1/2以内

※補助金は後払いです。

クリニックのホームページには、あまり向かないかも…

ただ、実際に導入支援事業者としていくつか申請をしてみて、
ホームページの制作・導入に利用するのは、難しい面もあるな…と思いました。

例えば弊社がいつもどおりに、きちんとしたサイトを作り上げようと思うと、
交付決定から事業方向をするまで3ヶ月もないため、時間が足りません。

そのため、実際にホームページを受注できるのは、
自分たちでコンテンツを作らないホームページシステム業者さんや、
テンプレートなどを使って大量生産を得意としている大手業者さんになります。

そうすると「ホームページを持つこと」が目的になって、
「患者さんに来てほしい」という本来の目的を見失いがちになってしまいます。

また、実際のところ「ホームページ制作」だけですと通りにくいです。
「予約システム」や「デジタルサイネージ」などと組み合わせ、
スタッフさんの省力化/生産性のアップにつながる施策が必要です。

「安く作れる」からではなく「患者さんに来てほしい」が大事

ホームページは、今後の医療法改正のからみもあり、
きちんとしたコンテンツ設計や、ライティングの知識が必要です。
また、上記のような業者さんはリース契約や5年単位の契約になっていることも多く、
一度契約すると、なかなか変えることができません。
(それで悩まれている先生からのご相談も、よくいただきます…)

ホームページが集患の要になるからこそ、
「補助金を使って安く作れるから」ではなく、
「先生が診たい患者さんに来てもらいたいから」という理由で、
それを実現できる業者さんとホームページを作ることが大切かな、と思います。

ただ、業務効率化をお考えの場合、うまく適合するものも多いので、
これはどうかな?と、生産性の向上について何かお考えのシステムがある場合、
IT導入補助金の利用ができるかどうか、検討されてみてはいかがでしょうか。

参考:IT導入補助金 https://www.it-hojo.jp/

■■追記
弊社は助成金や補助金の申請代行等は行っておりません。
助成金・補助金の詳細については、専門家にお問い合わせください。